MAME 0.167~ Macでコンパイルエラー

mame0167
 MAME 0.168 がリリースされました、が ver0.167 からMacでコンパイルすると sdl_sound.cpp でエラーが発生する様になってしまいました。少し前の環境(OSX10.10/Xcode6.4)で ver0.166 までは正常にコンパイルできていたのですが…

/Library/Frameworks/SDL2.framework/Headers/SDL_stdinc.h:229:5: error:
'_MSC_VER' is not defined, evaluates to 0 [-Werror,-Wundef]
#if _MSC_VER >= 1600 /* VS 2010 and above */

 ログを見ると SDL2.framework の SDL_stdinc.h でコケているようです、以前からSDLは ver2.0.3 のまま触ってないのでやっぱりコンパイラ(Xcode7.x)のせいなのか?
 
sdl_stdinc

 いろいろと調べた結果、SDL_stdinc.hの229行目を #if defined(_MSC_VER) && (_MSC_VER >= 1600) に書き換えることでコンパイルに成功しました。これが適正かどうか分かりませんが、とりあえずOSX10.11上で動作してます。
 
/Library/Frameworks/SDL2.framework/Headers/SDL_stdinc.h

//#if _MSC_VER >= 1600 /* VS 2010 and above */
#if defined(_MSC_VER) && (_MSC_VER >= 1600)
 

Mednafen 0.9.38.7 リリース

 マルチシステムエミュレータ Mednafen 0.9.38.7 がリリースされました。
更新内容は以下の通りです。
 
— 0.9.38.7: —
2015年9月30日:
 フィールド幅に関係する幾つかの奇形な trio_sscanf()フォーマット・ストリングスを修正、それは特定のケースでスタック・バッファオーバーフローを引き起こす可能性がありました。

2015年9月29日:
PSX:スケルトンBCzF / BCzT命令エミュレーションの追加と不正なCP0命令の処理を修正。

2015年9月25日:
PSX:CPU例外処理の不良アドレスレジスタのエミュレーションを追加。
PSX:CAUSEレジスタのコプロセッサエラーフィールド・エミュレーションを実装。
PSX:CPU例外処理分岐ターゲットレジスタのエミュレーションを追加。
PSX:分岐命令が実行された直後に例外が発生した場合、CAUSEビット30と31の取扱いを修正。
PSX:分岐遅延スロット内で JAL、JALR、B*AL命令が実行された場合のリンクアドレス計算を修正。
PSX:BGEZ*/BLTZ*タイプ命令の準違法ミラーのエミュレーションを訂正。
PSX:同じレジスターへの back-to-back ロード命令で発生したパイプラインquirkのエミュレーションを追加(以前はLWLとLWRのみでエミュレートされた)。

2015年9月22日:
 逆アセンブル命令が始めにCPUのプログラム・アドレス空間の最後をラップするとき逆アセンブルを壊す可能性があったデバッガーの逆アセンブラのバグを修正。

2015年9月18日:
PCE:いくつかセキュリティ関連の問題があった実験的で未完成の架空字幕ハードウェア・エミュレーションを削除。

2015年9月16日:
MD:正常にミラーリングされるようにチートエンジンのメインRAMのレジストレーションを修正。
PCE:デバッガーの逆アセンブルとメモリビューが$1D00のHES自動実行レジスターに間違った値を示す原因となったバグを修正しました。
PCE:デバッガーの TIMVレジスターが時々、”FF” の代わりに “FFFFFFFF” を表示する原因となったバグを修正しました。
 マイナーなプライバシー問題とビルド再現性の問題を解決するために、qtrecord.cppのコンパイルの日付と時間は、もはや記録されたQuickTimeムービーファイルに書き込まれません。
PSX:いくつかの問題を修正するためにタイマー・エミュレーション・コードの部分を書き直し;「RPGツクール4」の間違った音楽再生速度問題を修正します。

 
Link【Mednafen – Multi-system Emulator

openMSX 0.12.0 リリース

OPENMSX0120

 MSXエミュレータ openMSX 0.12.0 がリリースされました。公式サイトのURLが openmsx.org に、ソースコード用のファイルサーバーが sourceforge.net から github.com に引っ越したようです。 更新内容は以下の通りです。

 
これは以前のリリースに組み込まれた変更点の概要です。

openMSX 0.12.0(2015年9月12日)
—————————

これは(主に)バグ修正リリースになる予定でした。しかし最終的に我々はGrauw氏によって多くのMIDIデバイスを追加する気にさせられました。そして、我々はこの10ヵ月何を変更したかを見直しました、我々はまた何人かの助けによって多くの新しいマシン構成、そしてセンサーキッドや(実験的な)Beer IDEエミュレーションのような幾つかの楽しいものを追加することが出来ました。エミュレーター特徴カテゴリーには、トリプルサイズのビデオ録画、幾つかのTAS強化と速すぎるVRAMアクセスに対してコールバックのようなものをあなたに提供します。
では、この「さまざまな特徴とバグ修正」リリースをお楽しみください!

以下は、全てのハイライトと詳細のリストです:

MSXデバイスのサポート:
– turboR上での(S)RAMの書き込みを修正
– スクリーン11/12における境界線の色を修正
– SDカードエミュレーションのいくつかの詳細を修正(FUZIX氏が発見)
– sprite-mode-1の描画でクリッピングバグを修正
– AVT DPF-550 エクステンションをopenMSXで使用するとクラッシュする問題を修正。
– 8kB RS-232C ROMs のサポートを修正(唯一の正しいサイズです!)
– マウスのジョイスティックモードのエミュレーションを修正。
– 壊れた MegaFlashROM SCC+ を修正(openMSX 0.11.0で導入された)
– トラックボールの動作エミュレーションを改善、それはJoyTestで実際のハードウェア上のように検出できるようにします。
– タッチパッドのジョイスティックピンを修正(JoyTestでの検出を修正)
– PSGに対するSFG-01/05のボリュームを微調整。
– Panasonic FS-A1WSX / WX の変異体に MSX-MUSICマッパーを追加。
– 適切なYM2148エミュレーションを追加(Yamaha SFGモジュール用の MIDI in/out)
– 適切なMC6850エミ​​ュレーションを追加(Philips Musicモジュール用の MIDI in/out)
– FAC MIDIインターフェースのエミュレーションを追加
– 武田氏の共通ソースコードプロジェクトに基づく yayaMSX2SKから移植されたセンサーキッドのエミュレーションを追加。
– BeerIDE エミュレーションを追加(実験的)
– 多くの新しいマシンを追加:Canon V-25 (Rudi Westerhofに感謝), Canon V-8,
Fenner/Samsung SPC-800, Hitachi MB-H1, Toshiba HX-10D (Ricardo Jurcyk
Pinheiroに感謝), Canon V-10, Canon V-20 (JP), Spectravideo SVI-728 (ES),
Mitsubishi ML-TS2 (部分的でまだ未完成), Sony HB-101 (JP), Sony HB-201 (JP),
Sanyo MPC-6, Mitsubishi ML-F120, ML-F110, Hitachi MB-H3 (Werner Kaiに感謝),
Yamaha AX350IIF (Rudolf Gutlichに感謝)

新規または改良されたエミュレータの機能:
– 「too_fast_vram_access_callback」を追加:実行中のMSXソフトがVRAMに非常に速くアクセスするとき(例えば デバッグにブレーク)、あなたは現在 Tclスクリプトを実行することができます。
– TASモードで「ムービーの長さ」表示を追加。もしあなたが tasvideos.org にアップロードする場合、これはあなたの「ムービー」の長さです。
– ビデオレコーダーに-triplesizeを追加:YouTubeに60fpsでビデオレンダリングするために、960×720ピクセルでビデオファイルを作成できます。
– キーボードマッピングの一部を修正。
– エミュレーション速度が非常に低いときに遅くなるコンソールを修正。
– 保存する時にOMRへ「終わり近く」のスナップショットを追加、それをロードした後にリプレイのより速い継続を可能にします。
– 同様に、ターゲット時間まで早送りする時にスナップショットを追加、それはより速くジャンプバックするために使用することができます。
– viewonlyモードでリプレイ再生すると、緑色の中にリバースバーが表示されます。
– より簡単にopenMSXの外でOMRを編集(OMRからテキスト、またはその逆)することができるコンバータを追加。
– リプレイの「auto-save」機能の実装を改善:設定は現在 openMSXセッション上に保持されます。
– メタルギア用のOSDオーバーレイを追加しました。

ビルドシステム、パッケージング、ドキュメント:
– Windows上で mingw32 ビルドサポートを MinGW-w64 ビルドサポートに入れ替え。
– 当社のウェブサイトおよびその他のURLを http://openmsx.org/ または GitHub を指すように更新しました。
 
 
Link 【openMSX » Home

Mednafen 0.9.38.6 リリース

Mr.DrillerG
 マルチシステムエミュレータ Mednafen 0.9.38.6 がリリースされました。再び小幅なアップデート、変更は2つだけの様です。 更新内容は以下の通り。

— 0.9.38.6: —
August 9, 2015:

PSX:インタレースモード中に幾つかのGPUコマンドによる所要時間計算のバグを修正しました;「ミスタードリラーG」のグラフィカルグリッチを修正します。

PCE、PCE_FAST:セクタデータのCDリードコマンド返却に、より多くの遅延を追加;「未来少年コナン」のロックアップ、および「4 in 1 Super CD」が動かなくなる問題を修正します。

 
Link【Mednafen – Multi-system Emulator

Mednafen 0.9.38.5 リリース

rollingthunder
 マルチシステムエミュレータ Mednafen 0.9.38.5 がリリースされました。特に大きな変更はなさそうですね、更新内容は以下の通りです。

このバグ修正リリースで注目すべき変更点

NES:マッパー19サウンドエミュレーションのバグを修正。日本版「ローリングサンダー」のサウンドの問題が修正されます。
PC-FX:「超神兵器ゼロイガー」の「さくらいがーモード」でグラフィカルグリッチを引き起こすバグを修正。
PSX:「ビブリボン」をオーディオCDでプレイしようとするとロックアップする原因となった問題を修正。
WonderSwan:対立するX*とY*ボタンが同時に押されるのを防げていた誤った制約を削除。

 
Link【Mednafen – Multi-system Emulator

HalfNES 058 リリース

halfnes_popai
 Java製 NES/Famicom エミュレータ HalfNES 058 がリリースされてました。
付属のアプリケーション(HalfNES.app)は何故か PPCビルド?のようで起動できませでしたが、Java(HalfNES.jar)の方から起動できました。Java製のわりには結構きびきび動いてくれますね、現在の特長は以下の通りです。

・DirectInput と xInput の両方を介したジョイスティックのサポート(Zlika氏に感謝)
・クロスプラットフォーム
・サポートマッパー 0, 1, 2, 3, 4, 5, 7, 9, 10, 11, 15, 19, 21, 22, 23, 24, 25, 26,
33, 34, 38, 41, 48, 58, 60, 61, 62, 64, 65, 66, 67, 68, 69, 70, 71, 72, 73, 75,
76, 78, 79, 86, 87, 88, 89, 92, 93, 94, 97, 107, 112, 113, 118, 119, 140, 152,
154, 180, 182, 185, 200, 201, 203, 206, 212, 213, 214, 225, 226, 229, 231,
240, 241, 242, 244, 246, 255
・正確なサウンドコア
・高速な表示コード
・バッテリーセーブをサポート(セーブステートは無い!)
・再マッピング可能なコントロール
・フルスクリーンモード
・NTSC フィルター
・NSF プレイヤー
 

Link 【GitHub – halfnes

Supermodel Launcher v0.6 リリース

SupermodelLauncher06
 Sega Model 3 エミュレータ Supermodel SVN r272 がリリースされていたので、ランチャーを更新しました。主な変更内容は以下の通りです。
 
Supermodel SVN Changelog:
r272
ルチアーノ・ロペス氏による寄稿:
– vs215o(バーチャーストライカー2 (step1.5 older))ROMセットを追加。
– vs298用のセキュリティボードデータは現在、vs2v991、vs299、vs299a、vs299b それらの実行を助けるために再び戻されました。

Supermodel Launcher
v0.6
・Supermodel 実行ファイルを SVN r272 に更新
・ゲームリストに vs215o ROMセットを追加。
・欠落していたアイコン画像「no_icon.ico」を追加。
・GUIの調整

 
Link【Supermodel | SourceForge.net
Link【Softwareページ

GameBoy エミュレータ zBoy 0.60

zboy060
 マルチプラットフォーム(Linux/Dos/Windows)用 GameBoy エミュレータ zBoy 0.60 がリリースされました、「その他のプラットフォームでもコンパイルできるだろう」と書いてあったのでMacでコンパイルしてみました。Mac用のMakefileは用意されていないので Linux用の Makefile.linux をそのまま使用します。(コンパイルにはgcc/SDL2ライブラリが必要です)

make -f Makefile.linux

 コンパイル成功、ゲームも起動できました。サウンドが鳴ってませんがまだ未実装なのかな?
詳しくは付属の説明書「zboy.txt」をお読みください。
 

Link 【zBoy – GameBoy emulator