Mednafen 0.9.38.4 リリース

B-WINGS

 マルチシステムエミュレータ Mednafen 0.9.38.4 がリリースされました。 v0.9.38 になってから暫くMac上でコンパイルできませんでしたが、今回のバージョンから普通にコンパイルできるようになりました! 更新されたXcodeの影響かもしれませんが… とりあえず環境は次の通りです

Mac OS X 10.10.3 / Xcode 6.3 Apple LLVM version 6.1.0 (clang-602.0.49) (based on LLVM 3.6.0svn)

 Mednafenのコンフィグに新しい設定や変更が無いようなのでランチャーのリリースはありません、主な変更内容は以下の通りです。

 
このリリースでユーザーの目に見える変更:
多種多様なデバッガのバグ修正と調整

NES:変更されたマッパー185エミュレーションは、以前から動作してなかったすべての既知の商業的にリリースされたマッパー185ゲームを修正。
PCE:いくつかの自作ソフトを壊した0.9.16-WIP辺りで導入されたVRAM DMAエミュレーションのバグを修正。
PS1:チートは現在ゲームのベースファイル名に関連付けられています(以前にコメントとしてpsx.chtファイルに書き出されました、しかし現在はより多くの何かのために使用されています)。以前(そして現在は他のエミュレートされたシステムで)、チートはゲームの「ID」だけに結び付けました。しかしながら、MednafenのCD ID計算コードは欠陥があって不十分です、特にシングルトラックのゲームでは、PS1の膨大なゲームライブラリで多くの衝突につながります。(根本的な問題、悪いCD ID計算は将来のメジャーリリースで修正されるでしょう)
PS1:GPUのテクスチャキャッシュエミュレーションを改善;「タイガーシャーク」のメニュー画像の不調を修正します。
SNES:非ゲームパッドコントローラ(例えばマウス)が現在ポートに選択されているとき、仮想リセット/パワートグルイベントを起こした後に入力を中断していたバグを修正しました。

 
Link【Mednafen – Multi-system Emulator

DeSmuME v0.9.11 リリース

DeSmuME_v0911

 NintendoDS エミュレータ DeSmuME v0.9.11 がリリースされました。久しぶり(1年5ヶ月)に公式アップデートされましたね、今回はCocoa用にいろいろとアップデートされているようです。特にマイクが使えるようになったのが大きいでしょうか、主な更新内容は以下の通りです。
 

0.9.10 -> 0.9.11(r4908-r5146)

 このバージョンで我々はCocoaフロントエンドに焦点を当てていますが、長い間にわたって幾つかの良いコア修正が行われています。特に「0.9.10を使わないでください」というアドバイスの結果として生じるセーブ関連の問題は解決されました。

一般/Core:
バグ:これまでセーブすることができなかったゲームを多数修正。
バグ:幾つかのブートシナリオとその他の物事の間違ったボリュームが原因で幾つか不足したサウンドエフェクトを修正。
バグ:小さなループ音が原因のフリーズを修正。
バグ:多くのビッグエンディアン問題を修正。
バグ:明らかに滅多に使用されない幾つかのCPU命令、知られていない結果を修正。
バグ:いくつかのGPUレジスタの(ブロック)読み込みを修正。
バグ:アクションリプレイコードタイプ 0xE を修正。
バグ:ROMの最後の4バイトの読み込みを修正。
バグ:GDBスタブの安定性が大幅に向上。
バグ:OpenGLレンダラーでW-バッファサポートをサポート。
バグ:w=0からのいくつかの3Dシーンで予測不可能なクラッシュを修正。
拡張:間違ったサイズ情報がヘッダーにあるROM(悪いパッチ)のより良いローディング。
拡張:「ディスクからロード中のROM」が機能不全を引き起こしたとき、時々ユーザーに警告。
拡張:xBRZフィルターを追加。
拡張:一部のゲームでテキストレンダリングを改善するソフトウェアラスタライザの「TXT Hack」を追加。

Cocoa:
バグ:16ビットから32ビットカラー空間への変換はもうビデオや画像を暗くしません。
バグ:アプリの起動時にロードするユーザーデフォルトによる断続的な問題を修正。
バグ:アプリのディスプレイ設定でビデオプレビューの不正確なレンダリングを修正。
バグ:OS X Yosemite で様々なUIフォントレンダリングとテキスト配置の問題を修正。
バグ:N-sync と Z-sync 方式でのバリバリ音を修正。
拡張:P-Syncメソッドよりも非常に低いレイテンシ(遅延時間)を有しているため、N-Syncメソッドをデフォルトのサウンド同期メソッドとして作成。
拡張:GDBスタブ (Tools > Show GDB Stub Control) のサポートを追加。(dev+ビルドターゲットを使用したビルドカスタムでのみ使用可能)
拡張:CPUの使用を少なくするように入力処理を最適化。
拡張:アプリがアイドル状態のときにAppNapのサポートを追加。(OS X Mavericks 以降のみサポート)
拡張:現在 コマ送りと早送りコントロールで、実行制御パネルを追加。(Emulation -> Show Execution Control)
拡張:オートフレームスキップは現在スムーズです。
拡張:実行タイミング精度をさらに改善。
拡張:全体的なビデオ性能が向上。
拡張:3段階のフィルタリングパイプラインを介して映像をレンダリング (Video Source)–>(Pixel Scaler)–>(Video Output)
拡張:以下のビデオソースフィルタを追加 – Deposterize
拡張:以下のビデオ出力フィルタを追加 – Bicubic B-Spline, Bicubic Mitchell-Netravali, Lanczos2, Lanczos3
拡張:CPUまたはGPUのどちらかで、既存のすべてのピクセルスケーラーを実行する機能を追加。
拡張:メインとタッチ表示位置を切り替える機能を追加。(View -> Toggle All Displays)
拡張:ターボとオートホールドのサポートを追加。
拡張:スロット-2デバイスのスイート全体のサポートを追加。(Emulation -> Show SLOT-2 Manager)
拡張:NDS用マイクをエミュレートするためにホストマシンのオーディオ入力デバイスを使用するサポートを追加。(Emulation -> Show Microphone Settings)
拡張:100Hz-5000Hzから40Hz-4000Hzに正弦波トーン発生器の範囲を変更。
拡張:メニューオプションをより論理的な場所に整理。
拡張:より近代的かつ空間効率的なルック&フィールでファイル移行アシスタント(現在はゲームデータ移行アシスタントに改名)とROM情報パネルを大いに改善。
拡張:その他、ユーザーインターフェースの改善

 
Link 【DeSmuME

X68kエミュレータ XEiJ 0150330

XEiJ_0150330
 
 Java製 X68000エミュレータ XEiJ 0150330 リリース、サイトのアドレスが(http://stdkmd.com/xeij/)に変わったようです。Ver0.15.03.30 から『推奨する Java SE のバージョンを 8u40 (1.8.0_40) 以上に更新』ということで、MacOSXの最新版 Java バージョン8更新40(ビルド1.8.0_40-b26)で起動できるか試してみました。

java8

 無事起動しました、動作が不安定なのかサウンドが波打ってますが問題なさそうです。

Link【XEiJ (X68000 Emulator in Java)

MAME Launcher v3.4 リリース

edit2

 
 MAME用ランチャー「MAME Launcher v3.4」をリリースしました。今回のバージョンで MacMAME と MAME OSX のサポートを終了したいと思いますので、ここで一区切り。Ver3.4の主な変更点は「前回のバージョンのバグフィックス」と「各ゲームごとにオプションを指定する Option 機能の追加」です。 詳しくは付属の「はじめにお読みください」を読んでください。

 その他の更新内容は以下の通りです、何か不具合などありましたらお知らせください。

 
■ 2015/4/1 (Ver 3.4)
・コアデータ用ファイルをMAME 0.160用のゲームリストに更新
・メニュー「Veiw」に Title snapフォルダ と Game Flyersフォルダを追加
・メニュー「Veiw – ROMsフォルダ」のアクションを変更(ROMファイルを選択しない)
・メニュー「Veiw – Snapフォルダ」のアクションを変更(Snapファイルを選択しない)
・メインウインドウのアイコンボタンのヘルプを修正
・メインウインドウの Type: の表示位置を変更
・コンテキストメニューに「ROMファイルをFinderで表示」を追加
・コンテキストメニューに「SnapファイルをFinderで表示」を追加
・コンテキストメニューの「画像を表示」で、画像の拡張子を表示
・コンテキストメニューの「画像を表示」で、画像のDPIを無視
・Preferences 「一般」と「サポート」にSelectボタンを追加
・Preferences 「一般」と「サポート」のアイコンボタン処理を変更
・Preferences「I/Oポート」のコマンドラインオプションを更新
・Preferences「I/Oポート」のMAMEファイル出力を更新
・Preferences「I/Oポート」の幾つかのコマンドラインオプションを修正
・SearchField に「Parent」を追加
・Histry.bat や Mameinfo.bat を変更しても更新されなかった問題を修正
・Histry.bat や Mameinfo.bat で UTF-8以外の文字コードに対応
・英語の history.dat 表示を少し修正
・英語の Mameinfo.bat に対応
・Utility にSelectボタンを追加
・Utility のアイコンボタン処理を変更
・各ゲームごとにオプションを指定する Option 機能を追加
・Favorites Edit ウインドウにOption:テキストフィールドを追加
・Favorites Edit ウインドウからの起動を追加
 
 
Link 【Softwareページ

MAME Launcher v3.3 リリース

mamelau33
 
 やっとできた! MAME用ランチャー「MAME Launcher v3.3」をリリースしました。 主な変更点は「Bios List パネルの追加」、「BIOS/Mechanical/Deviceデータの除外」、「Favorites ウインドウのレイアウト変更」などです。 今回 ゲームリストの属性キーを変更&追加した為「お気に入りファイルの変換」が必要になります、メニュー「ヘルプ」の『古いお気に入りファイルを変換』からコンバートしてください。

 その他の更新内容は以下の通りです、何か不具合などありましたらお知らせください。

 
■ 2015/3/6 (Ver 3.3)
・コアデータ用ファイルをMAME 0.159用のゲームリストに更新
・ゲームリストから「BIOS」「Mechanical」「Device」データを除外
・ゲームリストの属性キー romid を name に変更
・ゲームリストの属性キー parentid を cloneof に変更
・ゲームリストの属性キー oem を maker に変更
・ゲームリストに type と device の属性キーを追加
・Edit Window に「Type」と「Device」を追加
・Bios List パネルを追加
・メニュー「Window」に Bios List パネルを追加
・メインウインドウのサイズを変更してもSplitViewが動かないように固定
・メインウインドウのアイコンサイズを18x18ドットに変更
・メインウインドウのスクローラーをデフォルトに変更
・メインウインドウ に「Type :」と「Device :」を追加
・Mini window のMaxサイズを修正
・Preferences 「Appearance」の CHDカラーウェルを削除
・Preferences 「Appearance」の Table View language : を削除
・Favorites ウインドウのレイアウトを変更
・Favorites ウインドウのサイズを変更してもSplitViewが動かないように固定
・Favorites ウインドウ に「Type :」と「Device :」を追加
・Favorites のデータが保存できなかった問題を修正
・Favorites データを全て削除して終了すると、再起動時に保存できなくなる問題を修正
・Favorites データの保存場所をアプリケーションサポートに変更
・Favorites データのファイル名を jp.Nekocanmac.MAMELauncher_Favorites.xml に変更
・Favorites の AarrayController に status, device, type キーを追加
・Favorites ウインドウを表示するとき Main、Miniウインドウがあれば閉じる
・Favorites ウインドウにサーチフィールドを追加
・Favorites Edit ウインドウを追加
・MAME Histry&Info のコードを改良
・MAME Histry&Info ウインドウの「size:」を Preferencesウインドウに移動
・MAME Histry&Info の最後の文字が切れる問題を修正
・Utility ウインドウのインジケーターとインフォメーションを修正
・Utilityの「CoreDataFC」に BIOS, Mechanical, Device を除外するオプションを追加
・Utilityの「File Converter」に古いお気に入りファイルのコンバーターを追加
・Historyウインドウの表示方法を変更
・ゲームリストのカラーリングを修正
・GUIの調整
 
 
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NekoLauncher Mednafen 0.9.38.1 [Build 36] リリース

nekolauncher09381

 NekoLauncher Mednafen 0.9.38.1 [Build 36] をリリースしました。先日UNSTABLEが取れた Mednafen 0.9.38.1 がリリースされましたがちょっとしたバグ修正だけのようですね、相変わらずうちの環境ではコンパイルはできるものの起動するとエラーが発生してしまいます。 付属の「README」には…

 clang: 3.4.0 or newer is required.
 
 gcc: 4.7(4.7.4+), 4.8(4.8.4+), or 4.9(4.9.2+) or newer is required.
 Reportedly, passing: –build=x86_64-apple-darwin`uname -r`
 to the configure script is necessary for building on Mac OS X to work properly.

 とあるので、最新バージョンのコンパイラでないと起動できないのかもしれません。 Mednafenとランチャーの更新内容は以下の通りです。

 
Mednafen — 0.9.38.1: —
2015年2月11日:
NES:報告によればNES上で発生する事と一致させるために、リセット時にエミュレートされた6502のスタックポインタから 3 減算、それと不完全にプログラムされた「ゼルダの伝説」ゲームハックを修正。
2015年2月9日:
仮想デバイスの入力コンフィグプロセスを中断できるようにします(それは0.9.38-UNSTABLEで壊れていた);たとえ中断されたとしてもそれはなお壊れた状態にコンフィグを残すでしょう。(しかしそれは回帰ではありません^_^)。
PSX:PSF/EXEファイル(0.9.38-UNSTABLEで導入された回帰)のローディングでセグメンテーション違反を引き起こしていたバグを修正しました。
2015年2月8日:
ゲーム終了時の明確なオーバーライド設定(forks/portsの為に)。

 
NekoLauncher Mednafen
■ 2015/2/14 Ver 0.9.38.1 [build 36]
・Mednafen 0.9.38.1 に対応
・サウンドドライバに「wasapish」を追加
・物理的なCDのサポートを廃止
・エラー時にダイアログが2回出る問題を修正
・osd.message_display_time 設定を追加
・filesys.path_pgconfig 設定を追加
・psx.cd_sanity 設定を追加
・psx.dbg_exe_cdpath 設定を追加(使用不可)
・srwautoenable 設定を追加(使用不可)
・GUIの調整

 
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Mednafen 0.9.38-UNSTABLE リリース

mednafen0.9.38

 Mednafen 0.9.38 UNSTABLE がリリースされました、UNSTABLE(不安定)版ということで使用はもう少し待ったほうがいいかもしれません。一応コンパイルしてみましたが、うちの環境ではエラーが発生して起動できませんでした。今回のバージョンから -physcd オプションが削除され、物理的なCDからの起動ができなくなりました。(libcdioも必要無くなりました) Mac上ではかなり前から起動できなくなっていたので、あまり問題は無いですかね。 詳しい更新内容は以下の通りです。

 
このリリースには様々な技術、エミュレーション品質、保守性の理由から、物理的なCDから直接読み込むサポートを削除します。

0.9.37.1と比べて顕著なエンドユーザーの変更:
・物理的なCDのサポートを取り止め。
・各ゲームの設定上書きファイルのサポートを追加。
・Lynx:カスタムパレットのサポートを追加。
・PS1:マルチタップエミュレーションを改善;デュアルショックの振動は現在、マルチタップ機能を利用するゲームにmultitapで動作します。(例:CTR – Crash Team Racing)
・PS1:改善されたCDCエミュレーション;「ウィングコマンダー III」、「CyberSled(日本版)」、「プーさんのパーティーゲーム:In Search of the Treasure」、「遙かなる時空の中で 盤上遊戯」、「This Is Football 2」のロックアップ問題を修正。
・PS1:MDECデコードタイミングをPS1上のように近づける;「パラサイト・イヴ 2」で初期のFMV-バックグラウンド配列が詰まる問題を修正。

追加された設定:
・filesys.path_pgconfig
・osd.message_display_time
・srwautoenable(文書化されてません、あなたがスペースゴードでない限り使用しないでください)

削除された設定:
・psx.clobbers_lament(非推奨 / 0.9.37では何も起こらない)
 

Link 【Mednafen – Multi-system Emulator

MAME 0.157 リリース

MAME157_x11error

 年末に MAME 0.157 がリリースされました。さっそくビルドしてみると src/osd/sdl/sdlinc.h で ‘X11/Xlib.h’ ファイルが見つからない というエラーが出てしまいます。 SDL2のコンパイルの仕方がおかしかったのか?、前のバージョン(0.156)ではこんなエラー出なかったんですけどね… X11は使わないんですけど、とりあえず /opt/X11/include にエクルポートしてビルドできました。

cd compile_dir/mame
export C_INCLUDE_PATH=/opt/X11/include
export CPLUS_INCLUDE_PATH=/opt/X11/include
make -j3

新しい XQuartz 2.7.7 も出ていたのでついでにインストール。
 

Link 【MAMEDEV.org】【XQuartz