uCON64 2.0.2 リリース

uCON64_202
 ROMユーティリティツール uCON64 2.0.2 がリリースされていました、久しぶりの更新ですね。公式の changes.html が古いままなので詳しいアップデート内容は分からないのですが・・、とりあえず v2.0.0 から v2.0.2 で変更されたものは以下の通りです。


■新しく追加されたオプション
Options
-r		process subdirectories recursively
--xreset	reset parallel port
--hfind=HEX	find HEX codes in ROM; use quotation --hfind="75 ? 4f 4e"
 		(wildcard: '?')
--hfindr=HEX	like --hfind but looks also for shifted/relative similarities
		(no wildcard supported)
--dfind=DEC	find DEC values in ROM; use quotation --dfind="117 ? 79 78"
		(wildcard: '?')
--dfindr=DEC	like --dfind but looks also for shifted/relative similarities
		(no wildcard supported)

Game Boy Advance (SP)
--sc		convert to Super Card (CF to GBA Adapter)
		(creates SAV and SCI templates)
Nintendo DS
--nds		force recognition
-n=NEW_NAME	change internal ROM name to NEW_NAME
--logo		restore ROM logo character data
--chk		fix ROM header checksum

Super Nintendo Entertainment System/SNES/Super Famicom
--idnum=NUM	make -gd3 produce file names where first file has numerical
		identifier NUM, next NUM + 1, etc.
--mksrm		create *.srm (SRAM) file with size based on ROM information

Quickdev16
--xqd16		send ROM to Quickdev16

Coleco/ColecoVision
  --coleco      force recognition

Nintendo Virtual Boy
  --vboy        force recognition

■内容が更新されたオプション
Options
--help[=WHAT]	display help and exit
		WHAT="long"   show long help (default)
		WHAT="pad"    show help for padding ROMs
		WHAT="dat"    show help for DAT support
		WHAT="patch"  show help for patching ROMs
		WHAT="backup" show help for backup units
		WHAT="disc"   show help for DISC image support
		--help --snes would show only SNES related help

DATabase (support for DAT files)
--rdat		rename ROMs to their DATabase names
		use -o to specify an output directory
--r83		rename to 8.3 filenames
--rjoliet	rename to Joliet compatible filenames

Nintendo 64
--chk		fix ROM checksum
		supports 6101, 6102, 6103, 6105 and 6106 boot codes

Nintendo Entertainment System/NES/Famicom/Game Axe (Redant)
--ntsc		specify TV standard is NTSC (UNIF/iNES only)
--pal		specify TV standard is PAL (UNIF/iNES only)

■名称が変更されたオプション
DATabase (support for DAT files)
--rename	→	--rdat
--rr83		→	--r83
--force63	→	--rjoliet

■削除されたオプション
なし
 

Link 【uCON64 – The backup tool

MAMEで日本語を表示する

nihongogui

 前回の投稿でMAMEの日本語が文字化けすると書きましたが、よく見るとフォントを設定してないことに気がついた、そりゃ表示できないわな…

 MAMEで使用できるフォントはBDF形式のビットマップフォントらしいのですが、ネットでダウンロードできる日本語(漢字含む)のBDFフォントが見つかりません。仕方がないので TrueTypeフォントなどからBDF形式にコンバートするソフト「OpenType to BDF Converter」を使ってMacのフォントを変換して使ってみましょう。

 まずは OpenType to BDF Converter をダウンロード、コンパイルには FreeType ライブラリも必要なのでそちらも予めコンパイル&インストールをしておきます。
 
./configure
make

 
 Macでも特に問題なくコンパイルできました、では次にMacのフォント「ヒラギノ丸ゴ ProN W4」をコンバートしてみましょう。 使い方はヘルプ(./otf2bdf -h)で表示されます。 初めは「ヒラギノ角ゴシック W6」や「Osaka」をコンバートしてみたのですが、何故か文字バケてしてうまく表示できませんでした。ヒラギノ丸ゴは問題なく表示できたので今回はこちらをお勧めします。
 
./otf2bdf -p 40 -r 72 -o ui.bdf /Library/Fonts/ヒラギノ丸ゴ ProN W4.ttc
 
 オプション: [-p] 文字の大きさは40ポイントくらいあれば十分でしょうか、ジャギーが目立つ様ならもう少し大きくしていいかもしれません。 [-r] 解像度は 72dpiでいいのかな? よくわからんです。 [-o] 出力するファイル名です。

 最後に MAME の設定、mame.ini を開いて編集します。
 
fontpath    $HOME/Emulator/mame/ui (フォントを置く場所)
uifont      ui.bdf           (使用するフォント名)
language     Japanese         (表示する言語)

 
 -fontpathで設定したパスにコンバートしたフォントを置き、フォント名を -uifont に記入、-language を Japanese にして保存します。 MAMEを起動するとフォントキャッシュ(ui.bdc)を作成するため30秒くらい待たされますが、次回からは直ぐに起動できます。メニューが日本語で表示されれば成功です。

 補足:フォントキャッシュ作成後、最初の起動で文字が色化けしたりする場合がありますが、MAMEを再起動すれば直ります。
 

Link 【OpenType to BDF Converter】【FreeType

MAME 0.171 リリース

mame0171
 
 MAME 0.171 がリリースされました。何やらGUIがリニューアルされてますね、MAME用のフロントエンド MEWUI と統合された様です。ランゲージファイルも用意されていて日本語にも対応しているようですが、うちの環境だと文字化けして正常に表示されませんでした。あと設定を変更して画面が初期化された後、マウスカーソルが消えてしまったりと・・まだ未完成っぽいですね。
 

Link【MAME Multiple Arcade Machine Emulator
Link【MEWUI by dankan1890
Link【MEWUI download | SourceForge.net

CocoaMSX v1.45 リリース

MSX_FamilyStadium
 MSXエミュレータ CocoaMSX v1.45 がリリースされました。去年の10月頃からベータ版のv1.43 が出てましたけど、いきなり1.43〜1.44を飛ばして1.45がきましたね、何があったのやら…
 更新内容は以下の通りです。

 
・El Capitan(OS X 10.11)の新しいセキュリティ機能によって導入されたネットワークエラーを修正。
・ジョイスティックの範囲検出を修正。
・Fileメニューに自動でナンバリングされるスクリーンショットを撮るためのオプションを追加。(optionキーを押すと別名で保存することができる)
・Fileメニューに新しいブランクディスクを挿入するオプションを追加。
・読み取り/書き込みモードでフォルダを開くオプションを追加。(フォルダ内容と画像ロードによってディスクイメージを作成することができる)
・C-BIOS 0.27 に更新。
・ネイティブ C セマフォ&スレッドに切り替え。
・プロジェクトを Xcode 7 に更新。
・recentDocumentURLs(最近使った項目)が通常より長い間掛かっていたことで起動が遅くなっていた問題を修正。
・マニュアルにRetina画面レンダリングを追加。
・Xbox 360用のコントローラのサポートを修正、簡素化されたジョイスティックコンフィギュレータ。(もはや軸の範囲を指定する必要はありません)
・カーソルのロック/アンロックによって生成された余分なマウスクリック動作を削除。
・Githubの問題#20、#31のバグを修正。

 
Link 【GitHub – pokebyte/CocoaMSX: MSX Emulator for OS X

htop 2.0 をコンパイル

htop

『htopの開発者は2月10日(米国時間)、「htop – an interactive process viewer for Unix」においてhtopの最新版となる「htop 2.0.0」の公開を伝えた。htopはプロセッサリソースやメモリの使用量などを表示するモニタリング・コマンドで、システムで提供されているtop(1)コマンドよりも表示や操作方法に扱いやすさの工夫が取り込まれている。』ー マイナビニュース
 
 CPUやメモリの使用量などを表示する(CUI)コマンドです、OSXが正式にサポートされたということでコンパイルしてみました。

sh autogen.sh
./configure
make
sudo make install

 アクティビティモニタ.app でもいいんですが、これ自体メモリやCPUを結構消費するので手軽に調べたい時にはお勧めでしょうか。

 
Link 【Linux/*BSD/Macに対応した「htop 2.0」公開
Link 【htop – an interactive process viewer for Unix

Nestopia UE 1.47 リリース

nestopiaue147
 Nestopia系のエミュレータがOSX向けにリリースされたようです。 更新内容は以下の通り
 
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Nestopiaは C++で書かれたポータブルなNES/Famicomエミュレータです。

Nestopia UE(アンデッド版)はエミュレーションコミュニティのメンバーによって機能強化されたオリジナルソースコードのフォークです。これはエミュレータ・コアのバグ修正および新しいプラットフォームの為のサポートが含まれています。

News
January 10, 2016

私はクロスプラットフォーム・コードをベースにしたアルファ品質のWindowsバイナリをリリースしました。それは完璧あるいは良いことを期待してはいけませんが、あなたに興味があればそれはここ(sourceforge.net/projects/nestopiaue/)に存在します。

OSXリリースについて若干の明快さを追加します:現在バイナリ形式でリリースされることは計画されていません。それはまだ非常にラフであり、多少完全に動作しますがGUIがありません、そしてあなたは homebrew または macports を使ってdependency(依存ライブラリ)をインストールしなければなりません。これはまだオタク向けの調整です、しかし私は最終的にそれを多くの口に合う様にしたいと考えていています。
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 OSXがサポートされたということで、さっそくコンパイルしてみました。

コンパイルには以下のライブラリが必要です。
SDL2, libarchive, libao, libepoxy (automake, autoconf, xorg-util-macros, pkgconfig)

多くのライブラリをインストールして何とか起動できました、特に問題なく動作しますが… 非常に面倒なので正式なOSX版が出るまで待っていた方が良さそうですね。 今後に期待しましょう。
 
 
Link【Nestopia UE

MAME Launcher v3.5 リリース

ml_effects
 MAME用ランチャー MAME Launcher v3.5 をリリースしました。 今回のバージョンで MacMAME と MAME OSX の機能を削除しようと思っていたのですが… 開発が思うように進まず、とりあえず起動できなくなっていた部分を修正してリリースしました。
 Ver3.5の主な変更点は新しいベクタービーム・オプションの追加と修正です、その他の更新内容は以下の通りです。 何か不具合などありましたらお知らせください。
 

■ 2016/1/12 (Ver 3.5)
・コアデータ用ファイルをMAME 0.169用のゲームリストに更新
・Utility:CoreData用のゲームリスト出力を修正
・Preferences 「エフェクト」の -beam 設定を削除
・Preferences 「エフェクト」のベクタービーム値を修正
・Preferences 「エフェクト」に beam_width_min, beam_width_max, beam_intensity_weight 設定を追加
 
 
Link 【Softwareページ

Xcode 7 でビルド失敗

xcode6errer
 
 Xcode 7 で古い (Ver6.3以下の) プロジェクトをビルドしようとするとリンカコマンドの失敗でビルドできないことがある。
 
Undefined symbols for architecture x86_64:
"_objc_readClassPair", referenced from:
__ARCLite__load() in libarclite_macosx.a(arclite.o)
ld: symbol(s) not found for architecture x86_64
clang: error: linker command failed with exit code 1 (use -v to see invocation)

 
xcode7_fix
 
 ネットで調べてみたところ、PROJECT – Build Settings の 「Implicitly Link Objective-C Runtime Support」と「Objective-C Automatic Reference Counting」を No に設定するとビルドが成功するようだ。
 
 
Link 【Linking with Xcode 7 fails due to “undef: _objc_readClassPair” #11