openMSX 0.8.2 リリース


 
 MSXエミュレータ openMSX 0.8.2 がリリースされました。『openMSX 0.8.2 -Small Guy- は主に多くのバグを修正し多数の小さな機能と改良を加えます。openMSX と一緒に Catapult の最新バージョン、私たちのユーザーフレンドリーなGUIがリリースされました。詳細についてはリリースノートを読んでください。』 ーとの事、更新内容は以下の通りです。

 
Release Notes for openMSX 0.8.2 (2012-01-25)
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これは主に幾つかの小さな改善とバグ修正のリリースです。
ここに全ての注目すべきリストがあります:

MSXのデバイスのサポート:
・バグ修正:
– (リグレッション)screen 7/8 のスプライトカラー(例えば IKARI で見られる)
– VDPエミュレーションのバグ、Psycho World の3×3パワーアップマトリクスに表示されていたもの
– NOPリアルモーション使用時の Y8950(MSX- AUDIO)
– MoonSound FM4op モード
– YM2151のクラッシュ(YAMAHA CX5M)
– 熱闘野球のサンプルの再生
– 既存のMSXマシン構成における幾つかの小さな問題
・精度の改善:
– MSX-MUSIC (YM2413 (Okazaki)):実装はSETTLE(またはDUMP)の段階
– MoonSound (YMF278):x-tal 周波数とその他の幾つかの詳細を修正
– GFX9000:レジスタ調整設定に基本的なサポートを追加
・ダミーの「ラスコム漢字ROMカートリッジ」実装を含む「ラスコムメイト中学校数学LD」を実行することができる幾つかのレーザーディスク機能のサポートを追加
・以下のマッパータイプのエミュレーションを追加:
– Baby Dinosaur Dooly
– Manbow 2, 2ndリリース
– Best of Hamaraja Night
・MSX RS-232C用のメモリベースI/Oエミュレーションを追加、可能な限りSony HBI-232のエミュレーションを行います。
・Sony HB- F9S と Sony HB- G900P マシンを追加
・JoyMegaのサポートを追加:6つボタンのメガドライブパッド

新規、または改善されたエミュレータの特徴:
・ビデオ出力:
– 高速レーザーディスクレンダリング
– SDLレンダラに水平ストレッチを追加(例えばDingoo上で便利)
 水平ストレッチがデフォルトで有効になっている為、SDLのレンダラを使用する場合openmsxのCPU使用率が以前より高くなります。それを無効にするには horizontal_stretch を320に設定してください、若干のパフォーマンスが得られます。(ただし画面のアスペクト比はそれほど正確ではありません)
・サウンド生成:
– EmuTime にサウンドを同期(例えばリアルモーションとTRAXプレーヤーでサンプル再生を大幅に向上)
– libaoベースの新しいサウンドドライバを追加
– blipリサンプラの音質を修正
・MSX開発者向けの機能:
– vdpcmdinprogress_callback 設定を追加。VDPコマンドエンジンのレジスタへの書き込みが検知される場合、進行中のVDPコマンドがまだある間にスクリプトを起動するために使用できます。
– step_backを使用したメモリ使用量の問題を修正(例えばデバッガ経由で)
– step_backの大幅なパフォーマンスの向上
– 時々あまりに遅く起動したトリガーウォッチポイントに関するバグを修正
・コマンドラインのオプション/サポート:
– 特別なスタートアップスクリプトとしての .tcl 拡張子の認識を追加
– gzipで再圧縮されたOMR/OMSファイルの認識を修正
– 起動時にリプレイをロード/表示するコマンドラインオプション ”-replay” を追加、またopenMSX上でそれらを表示する為にリプレイ (.OMR) のファイルドロップもサポート。
– 起動時にセーブステートをロードするコマンドラインオプション ”-savestate” を追加、またopenMSX上でそれらを表示する為にセーブステート (.OMS) のファイルドロップもサポート。
・OSDメニューの改善(ハンドヘルドユーザにとってとても便利です):
– コネクタのサブメニューを追加
– 動作中のテープのサポートを追加
– 水平方向のストレッチ設定のサポートを追加
・ジョイスティックのサポート:
– マニュアルの約束として、ジョイスティック軸のモーションイベントを確実に許可する
– 実際のジョイスティックサポートをもう少し柔軟に作成した:全ての軸を読み込む
・チャンネルレコーダー:
– soundlogs ディレクトリに記録する record_channels コマンドを修正
– record_channels で全サウンドチップの全てのチャンネルを記録するオプションを追加
・プラットフォーム固有の改良:
– MacOSX上でキャップスロックの動作を修正
– MacOSX用の仮想エンドポイントへのMIDI出力サポートを追加
・快適なマシン・コンフィグレーション:
– 新たな仮想マシンを追加:Panasonic FS-A1WSXベースの「Boosted MSX2+JP」
– 「Boosted MSX2 EN」に基本的なコンパイラを追加
・その他:
– Tcl 8.5を最大限に活用しパフォーマンスを向上させるために、全てのスクリプトをアップデートしました。(その過程でそれらをクリーンアップ)
– 幾つかのデバイスで使用される単一のROMイメージ(すなわち物質的(EP)ROMダンプ)を使うためのハードウェア構成XMLフォーマットのサポート。
– PageUp/ PageDownキーのリバースステップを速度設定に依存させる
– リバースバーは現在、レコーディング(赤)、リプレイの状態を表示します
– コンソールコマンド “about” は、現在の設定を見つけるためにも使用できます
– 64K ROMのマッパー検出を修正

ビルドシステム、パッケージング、ドキュメンテーション:
– Tcl 依存性を Tcl 8.5 にアップグレード
– サードパーティのライブラリをアップグレード
– libaoの随意的、付加的な依存性
– Clangコンパイラのサポートを追加
– Thumb2モードでARMインラインアセンブラルーチンのコンパイルを作成
– OpenDinguxにDinguxポートを移動:現在openMSXはOpenDingux用のみコンパイル
– リンク時の最適化を有効にする ltoフレイバーを追加

そしてもちろん、いつもの様々なバグ修正
 あなたは “doc/manual/index.html” から openMSXについてのHTMLマニュアルセットを見つけることができます。あなたがこれまでopenmsxを使用したことがない場合はこれを読んで確認してください、また新機能と変更された機能についても詳しく知ることができます。

既知の問題/注意事項:
– エミュレーションはまだ完璧ではありません。
 既知のバグは sourceforge.net のバグトラッカーを参照してください。
– 私たちはバージョン1.0.0に達するまで、ファイル形式は下位互換性のない方法で変更することができます。これは例えば 0.4.0 と 0.5.0 の間に起こりました。あなたがマシンROMデータベースのエントリー記述などを作成しているなら、これを覚えておいてください。もっとも私たちは少なくとも1つ下のリリースにおいて互換性が保てるよう努力します。openMSXがかなりの速度でまだ発展していることを覚えておいてください。
– openMSXは以下のオペレーティングシステムで動作する事が確認されます:Linux、Windows、Mac OS X、無料OSの一つ、OpenBSD、386BSD派生のOS。 x86、x86-64、PPC、ARM、MIPS、Sparc CPU系。その他のオペレーティングシステム(SDLが稼働するならどこでも)またはCPUで動作させるのは可能であるべきですが、ビルドシステムにいくつかの変更を必要とするかもしれません。もしあなたが新しいプラットホーム上でコンパイルしているなら、私たちがよりopenMSXの移植性を向上できるよう、あなたの経験を共有してください。(連絡先は下記を参照)
– あなたがエミュレートするopenMSX設定・MSXハードウェア・ソフトウェアによって、CPUとグラフィックス性能は大いに影響します。シンプルな設定なら200MHzのマシンでスムーズに動作しますが、複雑な設定の場合 2GHzマシンでも遅いです。パフォーマンス調整の情報については、セットアップガイドを見てください。

Link 【openMSX Home Page

複数のTableViewの選択変更を検知する

 TableViewの選択が変更されたのを検知するには、TableViewをデリゲートに接続してそのオブジェクトの「tableViewSelectionDidChange」から検知することができる。しかしTableViewが複数ある場合どのTableViewから変更されたのかを調べるにはどうすれば良いのだろうか?
 ネットで調べてみたところ「NSNotificationCenter」の object: に TableViewの変数を登録しておけばいいみたいですね。
 
Link :【そういう説もある。programing

openMSX「horizontal stretch」の検証


 
 SDLGL-PP専用だった horizontal stretch 設定がSDLでも使えるようになったので、さっそく試してみました。 画面はSCREEN 5 (256×212) の「アレスタ」、horizontal stretchのデフォルト値は284です。これまでレンダラーSDLでは320固定だったので、ずいぶん横長に見えますね。横に伸びた分ビクセルが少しぼやけてますが、ほぼ4:3のアスペクト比になります。

ちょっとミスが見つかったので、NekoLauncher openMSX v1.2.1 をリリースしました。
v1.3 は問題ありません。

Link 【Software ページ

openMSX 0.8.1 リリース


 
 MSXエミュレータ openMSX 0.8.1 がリリースされました、更新内容は以下の通りです。

openMSX 0.8.1 リリースノート

 このリリースは私たちがもう少し機能を解決したという意味で、一つ前のリリースを基にしています。私たちは Tool Assisted Speedruns (TAS) で、あなたを手助けするために多くのスクリプトを追加しました。openMSX が TASvideos.org 上で、TASの使用可能なエミュレータとして公式に承認された理由の1つです。この間リバース機能にも幾つかのアップデートを行いました。残りの部分についてこのリリースはより多くの細な修正と追加があります、下記のリストをご覧ください。

ここに注目される全てのリストがあります

新規または改良されたエミュレータの特徴:
・非常に完全なTASのサポート。(http://www.tasvideos.org/ を参照)
  – 多くのTASウィジェットが自動的に有効化できるTASモード。
  – 拡張ツール:1フレーム単位のキーボードビュー、フレームコマ送り、強固なフレームカウンタ、セーブスロットメカニズム、RAMワッチ、など。
・リバースに関する最新情報 (それと関連機能):
  – 現在デフォルトで有効にされます。(Dingooを除く)
  – リプレイとセーブステートの拡張子をOMRとOMSに変更しました。(デフォルト)
  – リバース機能にビュー専用モードを追加。(リプレイ再生中は中断できないようにする)
  – リプレイは現在、通常複数のスナップショットが含まれるため、あなたは今ロードしたリプレイにおいて素早くスキップすることができます。(例えば終わりまで!)
  – リプレイ/セーブステートをロードする際の大幅なパフォーマンス改善。
  – あなたのソフトウェアファイルを入れるファイルプールを追加。リプレイに利用できないファイルをロードさせるとき、openMSXはファイルプールをスキャンするでしょう:デフォルトの場所は share/software フォルダです。
  – リバースバーの上にタイムインジケーターを追加。
  – リバースと組み合わせてDirAsDiskを使用するときのバグを修正。
  – step_back機能を追加:デバッグ中に1つ前の命令に戻します。
・VDPタイミング情報について尋ねる情報トピックを追加。
・ディレクトリがまだ利用可能でなかった場合のリプレイやスクリーンショットなどのセーブ処理を修正。
・各サウンドチップチャンネルの録音におけるバグを修正。
・mbstereo (extensions) のような設定ファイル用に自動ステレオレコーディングを修正しました。 (モノラルでした)
・OSD:
  – 以前はOSDテキストボックスで標準出力に表示されるだけだった警告/エラーメッセージを表示。
  – OSDがより洗練されて見えるようにグラデーションを加えました。
  – OSDレイヤーに枠線を追加。
・速すぎるVDPアクセスのケースを見つける為のスクリプトを追加。(そこでの結果はエミュレートされません)
・スプライトを無効にするオプションとスプライト無しでスクリーンショットを作成するオプション設定を追加。(特にマップ製作に役立つ!)
・特にYouTubeで役立つ、複数のファイルにムービーを記録するためのスクリプトを追加。(record_chunks)
・ROMインフォメーション(ソフトウェアデータベースから)の自動プリントを、オンデマンドで情報を得るコマンドに置き換えました。(rom_info)
・ジョイスティックが接続されている場合、MSXにも自動的に接続します。
・幾つかのToysスクリプトのパフォーマンスが向上。

MSXデバイスサポート:
・マウスエミュレーションの精度を修正。
・スプライトの衝突検出におけるバグを修正。 (スプライトは枠線で衝突しない)
・ブラジルMSXマシンキーボードの、より良いサポート。
・Yes/Noキーを持っていないマシン上ではエミュレートしない。
・精度の改良:
  – (軽度) MSX-AUDIO、YM2413(Okazaki)、R800エミュレーションの修正。
・Mega Flash ROM SCC+とASCII日本語MSX-DOS2のエミュレーションを追加。
・TC8566AFベースのディスクドライブに、シーク遅れ、ヘッドロード、および回転待ち時間のエミュレーションを追加。
・Sony HB-F5 と CIEL Expert Turboマシンを追加。

ビルドシステム、パッケージ化、ドキュメンテーション:
・静的なビルドに使用されるライブラリのアップデート。
・Visual Studio 2010によるWindowsバイナリのビルド。
・Linuxから Windows 32ビットバイナリをクロスコンパイルするための基本的 (実験的) なサポート。(MinGWを使用)
・様々なローカライズマシンをサポートした C-BIOS 0.25 にアップデート。

もちろん通常の様々なバグフィックス。

 doc/manual/index.html で、あなたはopenMSXに関するHTMLマニュアルのセットを見つけることができます。あなたがこれまでopenMSXを使用したことがない場合、新規あるいは変更された特徴について詳しく知るために、これを読んでください。

既存の問題/警告:
・エミュレーションはまだ完全ではありません。
 既存のバグは sourceforge.net上のバグトラッカーを見てください。
・私たちはバージョン1.0.0に達するまで、ファイル形式は下位互換性のない方法で変更することができます。これは例えば 0.4.0 と 0.5.0 の間に起こりました。あなたがマシンROMデータベースのエントリー記述などを作成しているなら、これを覚えておいてください。もっとも私たちは少なくとも1つ下のリリースにおいて互換性が保てるよう努力します。openMSXがかなりの速度でまだ発展していることを覚えておいてください。
・openMSXは以下のオペレーティングシステムで動作する事が確認されます:Linux、Windows、Mac OS X、無料OSの一つ、OpenBSD、386BSD派生のOS。 x86、x86-64、PPC、ARM、MIPS、Sparc CPU系。その他のオペレーティングシステム(SDLが稼働するならどこでも)またはCPUで動作させるのは可能であるべきですが、ビルドシステムにいくつかの変更を必要とするかもしれません。もしあなたが新しいプラットホーム上でコンパイルしているなら、私たちがよりopenMSXの移植性を向上できるよう、あなたの経験を共有してください。(コンタクト情報については下記をご覧下さい)
・あなたがエミュレートするopenMSX設定・MSXハードウェア・ソフトウェアによって、CPUとグラフィックス性能は大いに影響します。シンプルな設定なら200MHzのマシンでスムーズに動作しますが、複雑な設定の場合 2GHzマシンでも遅いです。パフォーマンス調整の情報については、Setupガイドを見てください。

Link 【openMSX official site
 

Joystickの自動接続


 
 openMSX 0.8.1 がもうそろそろ出そうです、新しいドキュメントや C-BIOS 0.25 も既に実装済み。ver 0.8.1では「ジョイスティックの自動接続」という機能が新たに追加されたんですが… これがランチャーと相性が悪くて困ってます。どういう機能かというと「Macにジョイスティックが接続された状態でopenMSXを起動すると、エミュレータ上でもジョイスティックが接続された状態で起動する」というもの。一見便利そうな機能ですが、Macにジョイスティックを接続したままエミュレータ上ではジョイスティックを接続せずに起動するといったことや、1本目のジョイスティックを使わずに2本目のジョイスティックをポートAで使用するといったやり方ができなくなってしまいました。
 これはランチャーの方にもMacにジョイスティックが接続されているかどうか一々チェックする必要があるということで、凄く面倒です。この機能はいらんですわ。

C-BIOS 0.25 が準備中


 
 C-BIOS 0.25 が準備中のようです、新しいopenMSXと同時にリリースされるでしょうかね。v0.25から日本とブラジル用のBiosセットが追加されました、画面の周波数が60Hzに設定されているのでゲームも普通に60フレーム出るようになりました。

更新内容は以下の通り
ver 0.25
・C-BIOS は現在 INT (国際 – デフォルト)、JP (日本)、BR (ブラジル) 風にローカライズされたバージョンを提供します。
・Mirai(フォーラム?)による互換性のバグ修正、ファミリービリヤード。
・その他2〜3のバグ修正。

C-BIOSはデフォルトでPALモード


 
 ランチャーのAudio設定に Mute/Solo/REC ボタンと Sound Channelsパネルを追加しました。
 いつ頃からか openMSXの動作が少し遅くなっていたんですが、先程 FPSを見たら50フレームしか出てない。でも日本製のマシンで起動すればちゃんと60フレーム出る。これはPAL/NTSCの周波数(50Hz/60Hz)に合わせてフレームレートを変えているって事でしょうかね? だとしたらC-BIOSはデフォルトでPALモードになっているようですね。コマンドの「toggle_freq」を使えば PAL/NTSCモードを切り替えられますが、ちょっと面倒です。
追伸(C-BIOS 0.25 から INT/JP/BR に分けられました)

TASモード

 今度の openMSX (0.8.1) でTASモードが追加されるようです。TASって何?ってことで調べてみたところ、どうやら『リプレイ機能で操作を記録しながらセーブ・ロードステートを繰り返し、スーパープレイ映像を作り出す』という機能らしいです。そんなインチキして作った動画を見て何が面白いんだろう… とも思いましたが、単に失敗したシーンをカットして繋ぎ合わせた動画だと思えばそんなにおかしくないですかね。

Link: 【TASとは (タスとは) – ニコニコ大百科】